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サーバントリーダーシップを「1分間マネージャー」の著者が語る

サーバントリーダーシップを「1分間マネージャー」の著者が語る

サーバントリーダーシップとは、アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーのあり方です。サーバントは召使いという意味であり、相手に奉仕することからフォロワーとの信頼関係を強め、フォロワーの目標達成に貢献します。そんなあり方から「支援型のリーダー」とも言われています。

そんなサーバントリーダーシップについて、全世界で700万部を超える大ベストセラーとなった「1分間マネジャー」の著者であり、世界的なコンサルタントであるKenBlanchard氏がATD2018で語りました。今回はその講演内容についてご紹介します。

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サーバントリーダーシップとは

冒頭KenBlanchard氏は、過去のリーダーの在り方と現在のリーダーに求められる在り方は大きく変わってきたと語りました。

「以前は、権威や役職を持つ人間が意思決定をし、階層の下の人物に対して力で、人を引っ張っていた。そして責任も下に取らせていた。しかしいま求められるリーダーシップは、一番上のトップの人が責任をとりメンバーにリーダーシップを発揮させていくまさしく召使い(サーバント)なリーダーシップが求められている」

日本でも数年前からサーバントリーダーシップの考え方は広まってきていますが、サーバントリーダーシップはアメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ哲学。そもそも「サーバント」とは「召使い」という意味であり、部下に対して、奉仕の気持ちを持って接し、どうすれば組織のメンバーの持つ力を最大限に発揮できるのかを考え、その環境づくりに邁進するリーダーシップを意味します。

「自分自身が謙虚に生き、いつも人に奉仕をし、仕える生き方をしたいと心の底から思えるようになり人を愛せる人間こそが今の時代の真のリーダーシップである。」とKenBlanchard氏は繰り返しメッセージをした。

サーバントリーダーに必要な3つのポイント

サーバントリーダーになるには3つのポイントが重要である、と、KenBlanchard氏は語りました。

1.謙虚であること

自分を小さく見るという意味ではなく、 人に貢献するため、人に仕える生き方を自分自身が全うするためにも、 自分は偉大な人間でありたいという心を持ち、自信を持ったうえで、 謙虚に生きていくことが大切である。

2.ハングリーであること

優しいだけではリーダーにはなれない。 最も結果を求め、最も結果を出す存在である必要がある。

3.信頼を大切にする人物であること

毎日の仕事の中でサーヴァイントリーダーが最も大切にすることは、 信頼関係の確立です。より早く、より深く信頼を気づける人間こそ、 真のリーダーになっていくことができる。

まとめ

最後にKenBlanchard氏はこう語りました。「人や人の家族のことまで考え、相手のことを考え続けられることがサーヴァントリーダーシップの在り方です。いま、私は人に尽くす準備ができているか?といつも問いましょう。人生を終えるとき、物は残らない。残るのは愛情だけである」。愛を土台に尽くす人生について語ったこの講演はスタンディングオベーションで幕を閉じました。

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