労働安全衛生法とは、労働災害防止のため危害防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進の措置など総合的計画的な対策を推進することにより、職場における労働者の安全と健康を確保すると共に快適な職場環境の形成と促進を目的とする法律。かつては労働基準法に規定があったが、この規定を分離独立させて作られたのが本法である。従って労働基準法とは一体としての関係にある。事業者はこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。関連する法律や規則を含めると条文数は1500条を超える。