This website requires JavaScript.

キャッシュバランスプラン

キャッシュバランスプランとは、確定拠出型に類似した確定給付型といわれる制度のこと。企業年金制度の確定給付企業年金法及び確定拠出年金法が平成13年に可決し、制度の改革が行われた。確定給付企業年金では実際の運用利回りから得られると予想していた利率を下回ると、不足金が発生する。そうすると企業は追加負担しなければならず運用リスクを負うことになる。この場合、従業員はリスクを負わず安定的に年金を受け取ることができる。確定拠出年金では、企業があらかじめ決められた掛け金を各従業員の講座に拠出し、従業員は自ら運用し、給付時にこれを原資とする年金を受け取る。運用状況により予想より利率が下回れば給付額が少なくなる。その場合従業員は運用リスクを負うことになる。この両方の制度のデメリットを相互に補完する仕組みとして米国で考えられた制度にハイブリッド制度があり、キャッシュ・バランス・プランはその一つ。平成14年に日本でも導入することが可能になった。