アチーブメントHRソリューションズが独自に行った調査では、「オンライン研修に抵抗がある」と回答した企業はわずか13.5%しかおらず、普及が進んでいる様子が見て取れます。しかし、オンライン研修をご検討されている組織からは、以下のような不安や疑問の声もあるようです。
「何を準備すればいいかわからない」
「講義を一方的に聞くだけになってしまいそう」
「グループワークやディスカッションはできないんでしょ?」
「eラーニングと何が違うの?」
実際、アチーブメントHRソリューションズが独自に調査を行った「オンライン研修を行う上で不安だと思うことはどのようなことですか?」というアンケートに対する回答は図の通りとなっています。
(2020年4月・有効回答数111社)
結果を見ると、「受講生同士の対話が減少する」「一方通行の研修になってしまう」がともに58.6%で1位となっています。オンライン研修とは対話のない一方通行のものであり、「講義のオンライン配信」をイメージされていらっしゃる方が多いようです。講義のオンライン配信とは、講師がいてホワイトボードがあって、という通常のリアル研修と同じ環境の中で行われている講義風景を中継するというものです。外部環境の変化によってリアル研修ができなくなり、その代替手段としてオンライン研修が急速に台頭してきたという背景から、「リアル研修でしかできないことを排除した講義をオンライン配信をする」という形式をイメージされる方が多いようです。
オンライン研修
アチーブメントHRソリューションズが提供するすべての研修はオンラインに対応しています。リモートワーク中でも研修を実施できるメリットがあり、集合研修やeラーニングと並ぶ人材育成手法の一つとして、多くの企業様に導入を頂いております。
オンライン研修のラインナップ
アチーブメントHRソリューションズでは、すべての研修についてオンラインでも提供可能です。
配信システムや時間により一部コンテンツの調整が必要な場合がございますので、詳細についてはご相談下さい。
オンライン研修とは?
近年急速に注目を集めている「オンライン研修」とはどういったものなのでしょうか。改めて定義化しておきたいと思います。これまでも様々な企業で導入されてきた「eラーニング」に対して、「オンライン研修」については急激に広まってきたこともあり、定義自体も曖昧です。
アチーブメントHRソリューションズでは、オンライン研修を「研修実施のゴールに沿って、オンライン環境で受講できるように設計/再設計された研修」と定義をしています。研修は「マネジメントができるようになってほしい」「リーダーとしての意識を醸成したい」など必ず研修実施のゴールがあり、そのゴールを達成するためにプログラムを設計して行われます。オンライン研修だからゴールがないというわけではなく、オンライン研修でも必ずその研修のゴールがあります。その研修のゴールを達成するために、オンラインという環境の中で可能な学習方法を組み合わせて、設計していくものがオンライン研修である、と弊社では考えています。
オンライン研修の特徴
アチーブメントHRソリューションズでは、オンライン研修を「研修実施のゴールに沿って、オンライン環境で受講できるように設計/再設計された研修」と定義し、下記のような特徴があります。
リアルタイム講義
オンライン研修は、講師がスライドを活用して行っている講義と、同時刻に参加者も参加するものです。オンライン研修はリアルタイムさがあり、収録された映像を見る形式のeラーニングとの大きな違いです。
自宅で受講可能
配信システムのインストールされたデバイスと安定したネットワークがあれば、自宅でも受講をすることができます。様々な場所にいる受講生がオンラインでつながり、まるで一つの部屋にいるかのように受講できます。
双方向型形式
チャットやアンケートを活用して意見やアイデアを集めながら進行する双方向型の形式です。講師への質問もチャットで行い、それに対しての回答を講師がリアルタイムで行うことも可能です。
グループワークも実施可
オンライン研修は、複数の受講者をグループ分けすることも可能です。全体での講義の後、小グループに分かれてディスカッションをしたりワークに取り組んだりと、受講生同士の対話も行いながら進行します。
オンライン研修は不安も多い?
オンライン研修に必要な準備
配信システム
弊社が推奨する配信システムはZoomとMicrosoft Teamsの2つです。どちらも画面共有、チャット、アンケートなどの機能があり、オンライン研修を実施するのに必要な機能は一通りそろっています。システムの手配にご不安がある場合は、弊社のテクニカルスタッフがサポートをさせて頂きますのでご安心ください。また、Google MeetやWebex、Skypeなどでも実施経験はございますので、お気軽にご相談ください。
オンライン研修に必要な準備
研修実施にあたって、事務局および受講生側で必要な準備物は下記の6つです。
- 配信システム(ZoomやTeamsなど)がインストールされたPC
- スマートフォンやタブレットは推奨しません
- イヤホン&マイク/ヘッドセット
- USBカメラ/PC内蔵カメラ
- 安定したネットワーク
- 有線または無線ブロードバンド(3Gまたは4G/LTE)を使っている
- ネットワーク通信速度が1.5Mbps/1.5Mbps(上り/下り)以上ある
- 個室か環境音に配慮された受講場所
- テキスト
- 事務局を通じて受講生にお渡し頂きます
接続テストの実施
初めてオンライン研修を実施する場合は、接続テストの実施を推奨しています。接続テストとは、実際に研修で使用するデバイスやネットワークで、オンライン研修の配信システムにアクセスし、問題なく受講ができる環境なのかを事前にテストするというものです。利用予定機能を配信システムで実際に使用しながら、オンライン研修受講当日と同じ動作を行うことで、不具合がないかを確認し、そもそも研修に参加できない、というリスクを下げることができます。弊社に接続テストのマニュアルもございますので、お気軽にご相談ください。
オンライン研修の工夫
カメラは常にONで
最近は動画コンテンツも非常になじみが深いものになってきており、デバイスの中にある「映像を見る」ということが、一般的な行為として行われています。この習慣がオンライン研修の時に出てしまうと、研修受講=「講義映像を見る」という受動的な行動になり、集中力が次第になくなってしまうという現象が発生します。
こうした状態を無くしていくために有効なのは、「見られている意識」をつくることです。自分が映像を見ているだけでなく、カメラは常にONにしておき、自分の映像も見られているという意識をつくっていくことで、「講義映像を見る」という受動的な参加ではなく、「研修の場に参加する」という主体的な行動になる可能性が高まります。
リアクションや体を動かすことを求める
リアル研修も同じ傾向はありますが、長時間座りっぱなしで体を動かさないと疲れがたまりやすく感じるということは皆さんも実体験があるのではないでしょうか。オンライン研修の場合は、PCのモニターに目線を向け続ける必要があり、特に体を動かすことが少なくなりがちなので、意識的に体を動かしたり、リアクションを求めることをすると集中力を保ちやすくなります。
「60/10/4の法則」でプログラムを構成
「60/10/4の法則」というのは研修時間のバランスを整えるために重要な考え方です。元々は、トレーナーを育てるトレーナーとして著名なボブ・パイク氏が研修を効果的に実施するために提唱した「90/20/8の法則」に準じています。
- ひとつのモジュールは60分以内に収め、60分に一度の頻度で休憩をとる。
- 10分おきにペースを変えたり、明らかに異なった学習形式にする。5つのInputと5つのOutputを組み合わせていく。
- 4分ごとに参加者が主体的に考えたり話したり、リアクションする時間を設けるなど参画の機会を設ける。
という3つを守ることで、参加者が集中しやすいプログラムにしておくことが重要です。
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